名古屋スタジオに行ってきました(2) |
2004年08月11日
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たまたま名古屋に取材に行く機会がありました。その帰りに名古屋のスタジオに電話を入れました。突然行こうと思ったのですが、すでに午後6時半を過ぎ、閉店時間が近いことから、予め電話をした方が無難だろうと思ったのです。
あえて小林信也とは名乗らず、「いま駅なんですが、これから行って、シャンプーとセットをお願いできますか」と訊ねました。対応してくれた女性は、丁寧な感じで「少しお待ち下さい」と予約状況を確認した上ですぐ、「どうぞお越し下さい」と、明るい声で回答してくれました。そのあと名前と普段通っているスタジオを伝え、名古屋スタジオに向かいました。
スタジオは、少し狭い印象でしたが、いつも行っている新宿と同じような印象のためか、初めて訪れた不安のようなものはあまり感じませんでした。受付から、美しい女性が目立ちます。
この先の詳しいレポートは割愛します。ともあれ、とても快適で、旅先で一服の清涼剤を得た感じ。リフレッシュして帰りの新幹線に乗りました。受付、技術者の対応も気持ちの良いものでした。
本を書いている小林信也だからすぐ素性かわかってスムーズだったのかも、という点を割り引いても、スヴェンソンのサービスが名古屋ではきちんと徹底されていることを僕は感じました。FAXで新宿のカルテが届いたらしく、通常どんなケアをしているか、名古屋の技術者も把握した上でオーダーを確認してくれました。人によって、少しずつ流儀やタッチが違う。これはまた新鮮なところです。池袋スタジオから、ご主人の転勤に伴って一緒に名古屋に異動したという美しい技術者にシャンプーをしてもらいながら、会話が弾みました。
マネジャーの瓶子(へいし)さんは、新宿スタジオにいたころ、何度か担当してもらった男性技術者。責任ある立場になって、以前よりずっと明るく生き生きした表情で迎えてくれたのも印象的でした。
これをどうして書くのをためらい、1ヵ月以上も放置していたかと言うと、結局、特に問題視するような点はなく、厳しくチェック、どころか、何だか「やっぱりスヴェンソンは素晴らしい」という讃辞になってしまうことがかえって誤解を与えることにならないかと、そんな余計な心配をしたからです。
Posted by 小林信也 at
11:44
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長らくお待たせしました。インスペクション・ダイアリーの第一弾です。
実はもう一ヵ月以上前、6月末に名古屋スタジオを訪ねました。でも、すぐ書くことをためらってしまいました。本来、これを企画した目的と違う印象を持たれてしまうのではないかと、戸惑ったからです。
そもそもインスペクション・ダイアリーを始めようと考えたのは、僕が快適に愛用し皆さんに薦めているスヴェンソンの製品やサービスに対して、「小林さんの知らないスタジオではこんなひどいこともある」といったメールや掲示板への書き込みが少数ですがあったのがきっかけです。僕が知る限り、そんなことはありえない、と思う技術者の態度、受付の対応が書かれていました。スヴェンソンを熱心に推薦している者として、それを放置して、盲目的にスヴェンソンを勧めるのは違う。スヴェンソンと僕の関係は、友好的でありながら常に緊張したものでありたい。そのために、僕または僕が依頼した人物が突然、全国の各スタジオを訪問し、僕が知っているとおりのサービスや対応が行われていることを常に確認することをスヴェンソン本社に提案し、許しを得ました。カツラ業界では、無理に購入を勧めたり、自由な選択ができない状況を作りだして契約を強いる傾向が実際にあります。僕もそれに悩み苦しんだ当事者です。それだけに、カツラの品質はもとより、企業の接客姿勢は、皆さんに薦める上で大切な条件だと考えています。スヴェンソンが、信頼できる企業であることを僕自身確認し続けるためにも、そしてもし期待に背く現実があった場合にはきっちりと皆さんに報告し、スヴェンソンには改善を求める。これが基本的な姿勢です。
Posted by 小林信也 at
11:21
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インスペクション・ダイアリーを始めます |
2004年02月11日
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すでに一度、BBSに書きましたが、改めて『インスペクション・ダイアリー』について、お知らせします。
新設したカツラー・レポートの中に『インスペクション・ダイアリー』というコラム・ページが準備されているのに気付いて頂けたでしょうか。「インスペクション」には、視察、監察、検閲といった意味があります。僕(または僕が依頼した、スヴェンソンには素性がばれていない人)が、可能なかぎり全国のスタジオを訪れ、その対応やサービスをチェックし皆さんにレポートする試みです。これをホームページで行うことを、スヴェンソン本社からも承諾して頂きました。
これまで、時々ですが「小林さんは絶賛するけど自分が行ってるスヴェンソンのスタジオでこんなことがあった」とか「対応に満足できなかった」という書き込みがありました。スヴェンソンを心から愛用し、本も書き、皆さんにお薦めしている僕としては、曖昧に済ませてはおけない。事実なら改善して欲しいし、改善がなければ推薦し続けることを再考しなければいけない。もしスヴェンソンが、僕がかつて不自由な思いをさせられた大手メーカーと同様の対応をしていたらショックです。そこで、思案を重ねた末、上記のような取り組みを始めることにしたのです。いわば抜き打ち検査のようなもの。顧客や相談者の立場でスタジオを訪ね、ありのままをレポートします。そのことで、僕は自分が愛用し推薦しているスヴェンソンの製品やサービスが、僕の知っているスタジオと同じかそれ以上のレベルで行われていることを確認したい。もし不満な点があれば、改善してもらうようお願いする。日本にも顧客が安心してつきあえるカツラ・メーカーがひとつでも多く存在しないとカツラーは困ります。
カミングアウト・クラブのメンバーで有志の方には、そのレポーター(インスペクター)役もいずれお願いできたらいいなあと、期待しています。出張の折りなどに各地のスタジオを訪ねてもらうとかすれば、レポートできるスタジオの数も増えるでしょう。
Posted by 小林信也 at
23:05
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