プライバシーの保護について、ABCさんからＢＢＳについて書き込みがありました。ＢＢＳは皆さんが自由に発言する場ですから僕があまり口をはさまないようにしています。が、髪ングアウト倶楽部はあくまで僕が主宰する会です。勘違いのないよう、主宰者としての姿勢を明確にしておきます。
（ＢＢＳにも書き込んだことを改めてこちらにも記します）。
１）最初に明言しているとおり、この会で会話された内容は、僕の著書およびホームページで公表される可能性があることを予めご了解ください。
その際、本名を許可なく明かすことはもちろん致しません。
２）髪ングアウト倶楽部および髪ングアウト・ミーティングは、私的かつ非公開の集まりではありません。あくまでも小林信也が主宰する公的な活動です。できるだけ外に向かって開かれた姿勢を貫きます。全員が本名で参加し、本名を公開されても構わない状況を普通にしたいと考えています。それでこそ、髪ングアウト倶楽部です。それができない人は準会員、見習いです（苦笑）。
３）勘違いのないよう確認しておきますが、公言する勇気のない人たちが何度もウジウジ慰め合う場にする気はありません。公言を前提に、カミングアウトに向かって明るく爽やかに生きるための経験を重ねる会です。
４）ミーティングだけでは発展性に限界が見られる気がするので、僕自身、倶楽部の新しい活動を企画・準備中です。
ABCさんはじめ皆さん、ご自分のカミングアウト意識レベルに倶楽部の活動を落とし込まないで下さい。髪ングアウト倶楽部はもっとダイナミックに、もっと爽やかに、世間に向かって活動する会です。覚悟して来て下さい。
明日の第３回ミーティングには、番組を準備中のテレビ局のディレクターも参加します（カメラはもちろん断っています）。彼は薄毛で悩んでいるので参加資格あり。メディアだからって断る理由はありません。
サイトを見て申し込んでくれた二名の女性も、もしかしたらメディア関係の人かもしれません。心して来てくださいよ！
第３回髪ングアウトミーティング、ボウリング＆パーティーには、女性５人の参加が見込まれています。僕が誘った３名と、この案内を見て申し込んでくれた２名です。男性カツラーの参加者は、前回メンバーとほぼ同じ顔ぶれ。初参加でいきなりボウリング大会は抵抗があるのか、初めての参加者が少ないのが残念です。ボウリングをするのも不安なカツラーが多いのでしょうか？
２９日（土）のボウリング大会＆パーティー、いまのところ１５名の参加申込みがありました。もっと参加して欲しいなと、期待しています。締め切りは２４日（月）じゅうまでにします。どうぞ奮ってご参加ください。１５名のうち、女性が６名！ ボウリング２ゲーム＋食べ放題・飲み放題で参加費６０００円です。お申し込みは、club@team4u.jp まで。
両国・国技館に大相撲を取材に行きました。三段目にひとり、かなり頭髪の心配なお相撲さんがいました。貴乃花親方よりひとつ年上のベテラン力士。やっとのことで髷を結んでいる。その大きさは板ガムより頼りない感じ。髷が結えないと引退、と聞いたことがあります。彼らにとっては切実です。その後、館内ＦＭを聞いていたら、解説役の年寄の方々が、「かまし禿げ」の話をしていました。立ち合いのぶちかましを得意とする力士は、額の髪がちぎれ、薄くなり、「かまし禿げになる」ということでした。たしかに、そういう力士が幕の内にもいました。彼らのハゲは、名誉の傷、とはいえ、悩みはやはり深刻なようです。
BBSでABCさんから、“サイトからのレポート発信は月に１、２回でいいのではないか。発信は本を主体にした方がいいと思う”とご感想を頂きました。そのお気持ちはよく理解できます。僕もしばらくはそう思っていました。けれど、いくら本を出してもまだ根本的な状況が変わらない。カツラを明るく語り合い、体験的な情報交換をする空気は、徐々に高まっているけれど、相変わらず悩めるカツラーを欺くような広告があとを断ちません。僕はもっと気合いを入れて、世間に向けた発信活動をしなければならない、と決意を新たにしています。髪ングアウト倶楽部は、カツラー相互のコミュニケーションを深める活動と、世間に向けた発信活動の両方を大切にしたい。髪ングアウト・ミーティングは５月２９日に第３回を迎えます。これとは別に、外に向けた発信も積極的にしていきたいと考えています。応援して下さい。
かねて予告していた髪ングアウト・ミーティングの大阪開催日を決定しました。過去に何度か呼びかけていたのですが、関西地区の方から希望などはとくに寄せられませんでした。そこで、僕の都合で、６月１５日（火）夜に決めさせて頂きました。会場は未定、時間は午後７時ころから９時半ころまでの予定。東京の第１回と同様、前半・スタイリング向上委員会、後半・懇親会を予定しています。参加ご希望の方、メールでご連絡ください。申込先は、club@team4u.jp
女子バレー・アテネ五輪予選を取材に行った。コートサイドの記者席。ときどき、鋭いスパイクがワンバウンドで飛び込んでくる。うっかりメモを取っていたりすると、ハッと顔を上げた瞬間、額をボールが直撃、なんてことも充分にありえる。あの鋭さだから、当たればかなり衝撃があるだろう。でも野球の硬球と違って、まあそれほど大事には至らないかな、などと思うのだが、カツラーはやはり、（もし着脱式のカツラなら、直撃されたらめくれちゃうな、あれだと）と、想像してしまうのだ。きっと、見ている間じゅう、首に力が入って、肩が凝るだろう。
ここ数日、色んな取材を経験して、「どうして僕はこんなにもバランス感覚ばっかり取る人間になってしまったのだろう」と痛感した。ずいぶん思い切った発言もしているつもりだけど、本当に極めた人に出会うと、僕はいかにもビクビクして、世間とうまく折り合いをつけようとするのに慣れてしまっていると思い知らされる。真実はひとつ。なのに、奥歯にモノのはさまったような玉虫色のオブラートに包んでしまう。カツラの話だってそうだ。何だか、僕はジャーナリストみたいなものだから、「公平でなければならない」みたいな脅迫感を拭いきれない。ジャーナリストに必要なのは、公平であること以上に、正直であること、理屈より取材で得た事実を伝えること。体験や体感はそれ以上に重い。これからはいっそう、はっきり発言します。
僕がこうしてプロ・カツラーとして活動をやらずにいられないのは、「快適なカツラがある」そのことをもっともっと伝えたいからだ。アデランスを使っていたときは、カツラは「ハゲを何とかごまかす、隠す」ためのものだった。ついでに「カツラを隠すこと」さえくっついてきた。スヴェンソンにしたら、ハゲは当然隠れている上に、髪があったときより「格好良くなっちゃう」喜びがついてきた。自分の髪では７３スタイルしかできなかったのに、スヴェンソンにした途端、真ん中分けができちゃって、まるでシティボーイみたいになれたんだから、胸が弾むのは当然。同じカツラでこの違い、人にも勧めたくなるのは当然でしょう。
カツラは恥ずかしい、と多くの人が思っている理由は、「みっともないから」でしょう。パッと見て、いかにもカツラとわかる、みっともない、そういうカツラを使っている人が多かった。だから、「カツラは一目でわかるよ」「あれはやめてほしい」「みっともないのに、何でかぶるんだ」これらが転じて、「そこまでしてハゲを隠したいのか」「「男らしくない」「バカじゃないの」、カツラは格好悪い上に、使う人の人間性まで疑われるような、ネガティブなイメージが広がったのでしょう。
では、「みっともなくないカツラがあったら」どうでしょう？
自然で格好良くて、使う本人は快適、周囲は言われなければ気付かない、言われても「えーっ」と驚くような、そういうカツラだったら、「カツラは恥ずかしい」という公式は、前提から成り立たないことになります。僕が「カツラーです」と公言できたのは、ごくごく自然に、恥ずかしい、という元になっている「みっともない」という現実が解消され、「格好いい」カツラに出会えたからです。格好良かったら、みんなに話したくなるのは、ある意味、自然なことです。
「カツラは恥ずかしい」という先入観があります。これは「ハゲが恥ずかしい」という観念とは、理由も背景も違います。ここ数日、カツラーBBSで会話されていることですが、「ハゲを受け入れたら、ハゲのままで生きられる」現実があります。それと「カツラを割り切って公言すれば、何の精神的ストレスもなくなる」という現実、どっちが容易いでしょう？ まあ、比較しても意味はありませんが、カツラでイヤな体験をした人、「カツラは恥ずかしい」という先入観や世間の眼差しを過剰に意識する人にとっては、「カツラを公言すること」など絶対不可能と思われるでしょう。僕個人の体験では、「ハゲのまま生きる」より「カツラで快適に生きる」方が断然いい。今まで、カツラを公言した人の数はハゲのまま生きている人より圧倒的に少ない。けれど、カツラを公言する人が増えてくれば、そして「カツラにも自然で格好いいのがあるんだ」「カツラーでもセンス良くセットすればすごくお洒落にできるんだ」と多くの人がわかってくれば、カツラの社会的地位は必ずあがると思います。
第３回のカミングアウト・ミーティングは、前回参加者と決定したとおり『ボウリング大会＆パーティー』を５月２９日（土）に行います。当初は２２日を予定していましたが、僕がどうしても都合がつかなくなり、２９日にさせてもらいました。当日は、�．�ツラーの方��髪が薄くて悩んでいる方��カツラやカツラーに関心がある女性�っ韻縫椒Ε螢鵐姐イ�・お祭り好きの女性、に参加資格があります。まだ『髪ングアウト倶楽部』に入会していない方でもＯＫです。この機会にご登録ください。登録、入会は無料です。２ゲームほどやったあと、懇親会の予定。ゲーム代とパーティー代で５０００円の予算で準備中です。参加ご希望の方、club@team4u.jpまでメールでお申し込み下さい。倶楽部の皆さんが、知人友人の女性を連れてきて下さるのはもちろん歓迎です。この機会にさりげなく（？）カミングアウトするのもありかもしれません。
今日から、このページに一日おきくらいにカツラ関連の話を連載します。僕自身のカツラー・ライフを中心に、体験的なカツラ関連情報を発信します。ご愛読下さい。
まずは、番組のお知らせです。４月から文化放送で『なるほど！ カツラーの部屋』が始まりました。毎週土曜、朝９時半ころから約１０分間。早朝から放送している『なるほど！ひざぽん』の終盤を飾るコーナーです。寺島・太田両アナウンサーの軽妙な司会で僕があれこれ話します。
リスナーの皆様から寄せられるカツラや薄毛の悩みに答えるＱ＆Ａコーナーがメインです。どうぞ皆さん、僕に訊きたいこと、ラジオで訊きたい話、番組ＨＰからアクセスして、メールでお送り下さい。